そこにしかない光景

今回は、KAT-TUNHoneyから、
亀梨くんのソロ曲、『夜は空いてる』
です。

これはね、あとで長々と書く予感がして
いるのですが。 笑
第一印象を書いた時に、あんまり聴くと
抜け出せなくなる…と思って、さらっと
聴いて、一通り聴いてを何回かしてから、
じっくり聴いている曲です。



しばらく歌詞を見ないで聴いてまして、
とにかく切ないと儚いと亀梨くんの声に
合ってるなぁと、Charaさんだなぁと
聴けば聴くほど涙とまらねぇ…と
なっていて。

ちょっとね、また黄土色が発動するん
ですけど。 笑
こちらの年齢側は、Charaさんにぐっと
くる時期を通ってきてると思うのね。
いろいろとほんとにすごかったのよ、
いや、今でもなんですけど、あの声質と
存在感っていうのは唯一無二で。

でね、亀梨くんの夜は空いてるを聴いた
瞬間にCharaさんのミルクを思い出して。
わたしがこれでもかと聴いた曲でしてね、
なんかもういろんな感情の扉がオープン
されましたねぇ…。
たぶん曲が先ではまって聴いてて、
そのあとにhideさんがお空に行ってし
まったと思うんだけど、このへんの記憶が
ぐっちゃぐちゃなんだけどさ…、とにかく
hideさんのことがあって、さらにミルクを
聴いたと覚えてる。うん。

でね、曲調がそういう気持ちに合ってた
というのもあるんだけど、内容がね、
すっとわかりやすいわけではないと思う
し、人によって受け取り方とか解釈とか
が違うだろうなだし、たぶんつくった
ご本人はこういう光景っていうのが見えて
いるんだろうけど、それを全部わかりやす
く伝えるのではなく、正面から見た部分、
斜めの角度から見た部分、裏側の部分みた
いなかんじで、いろんな言葉のパーツで
世界観を構築して、乱反射するみたいな、
そんな風に見える世界観で。
それが悲しいときにこそ一緒にいたい
曲としてベストだったわけです。

あとは単純に大人の感情ってムズカシイ
とお子さまだった自分は思ったものです、
大人はムズカシイ…。
頭抱えましたね、しばらく。 笑


それでね。
直接的じゃないから拡がっていくものが
あるっていうのが、亀梨くんの夜は
空いてるも同じだってね、同じように
心をつかまれたって、そう思った
ってことなんですよ。

聴いた瞬間、あぁ同じ拡がりが
亀梨くんのボーカルで響いてる、
これは、はまるぞ…でしたね。
心臓ぎゅうぅぅぅ、ですよ。

そもそも亀梨くんのソロ曲がCharaさんの
曲って聞いたときにこれはすごいことに
なるんじゃないかとこっそり(笑)心の
中では思ってたけど。

思ったのをはるかに越えてきて、良すぎて
壁に頭打ちつけたいぐらいの気分になり
ましたよ。(落ち着け。)
さらには感情の扉がオープンしまくり。
もうね、まだ感情の整理が終わらない。 笑

でね、音楽を聴くことが好きな人間が
これが醍醐味だと思うこと、感情を揺さ
ぶられる、さらにはいろんなところと
繋がる、それがここにあって。
曲の良さだけじゃなくて、超えて
拡がるもの。
それは曲の良さだけでなく、やはり
亀梨くんのボーカルによるものが大きい。

亀梨くんが明るく伸びやかに歌ってる
のももちろんすごく好きだけど、
優しく囁くように歌うとか、切なさや
儚さを内包して歌うっていうのがさらに
好きでして。

この曲は切なくて儚くて、でも優しくて。

それから、雑な言い方をすれば、
この世界観の正解なんてわからなくて
いいと思っていて。

なんだろ、演劇とか映画とか、結論が
わかるようなわからないような、という
のあるじゃないですか、そんなかんじ。
受け取る側に残るものが正解というか、
答えがあるならそれ、みたいな。

なんてことを思うのも、Charaさんの
曲だからだよなぁとも思う。
そして、それをさらに確実にしている
のが、亀梨くんのボーカルだなぁと。

亀梨くん、最近のソロ曲はいろんな方に
つくってもらってて、それぞれを大切に
歌って、たくさんのものを自分に取り込
んでいる気がする。

その結果というか、今回の曲にCharaさん
を感じるけれど、それ以上に亀梨和也なん
ですよね。

亀梨くんがこの世界観をつくってる。
誰にも出来ない、亀梨くんだから出来る
世界観を。
どっちが上とかではなく、リスペクトし
つつ、自分でつくりあげていった、どこ
までもきれいな光景。
それがとても素敵で。


もともとの素敵さは残しつつ、
年齢を重ねてさらに素敵になる亀梨くん
のボーカルがとても心地よい曲で、
どうしてもシングルの初回盤にソロ曲が
入ると行方不明になりがちだから、
(特に新しくファンになった人にとって)
アルバムにこの曲を選んでくれて、
ほんとうれしい。


どんどん亀梨くんのソロ曲も好きなのが
増えていってしまう…幸せな悩みでうれしい。
ありがとう。



5月に聴いたらもっと泣いちゃうよ…。
でもきっと聴くよ。